|
【セミナー概要】 喘息は、いわゆる「common disease」であり、多くの患者さんが、呼吸器内科以外の一般内科で診療されています。喘息には、「これがあれば喘息と確定診断できる」という身体所見や検査所見が存在せず、診断するためには、治療的診断も含めて様々な所見を総合的に判断しなければならないため、誤って喘息と診断されてしまうことも少なくありません。喘息を正確に診断し、適切に管理するためには、喘息という疾患そのものを深く理解する必要があります。正確な診断・感作アレルゲンを含めた増悪因子の除去・周辺疾患や併存症の管理・抗喘息薬のアドヒアランスの改善を行ったうえで、それでもなお治療に難渋する喘息が、真の重症(難治性)喘息であると言えます。 喘息管理が上手くいかない場合に、重症(難治性)喘息と判断してしまう前に、専門医でなくてもできることがあります。 「common disease」である喘息という疾患の理解を深め、日常診療に生かすように勉強していただきます。 皆さま、奮ってご参加ください。
| | 10:00〜11:45 第1部 喘息診療の基礎知識 ・喘息とは? ・喘息診断に有用な検査 ・喘息治療における長期管理の実際 ・喘息における急性増悪の臨床背景と治療の実際
12:30〜14:15 第2部 重症(難治性)喘息と診断する前にすべきこと ・喘息の難治化病態 ・喘息にかかわる周辺疾患と併存症 ・重症(難治性)喘息と診断する前にすべきこと ・重症(難治性)喘息における生物学的製剤治療
|
|
|
|  | ■講師 | 関谷潔史 先生 | | (国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科 部長/臨床研究センター 気管支喘息研究室 室長) |
|
| | | | <略歴> 01年3月 東邦大学医学部卒業 01年4月〜東邦大学附属大森病院第1内科研修医 03年4月〜東邦大学医療センター大森病院呼吸器内科 04年4月〜労働者福祉健康機構東京労災病院呼吸器内科 05年4月〜東邦大学医療センター大森病院呼吸器内科 06年4月〜国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科ならびに臨床研究センター
<資格> 医学博士 日本アレルギー学会 専門医・指導医 日本呼吸器学会 専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医・指導医 インフェクションコントロールドクター
<所属学会> 国際喘息学会日本・北アジア部会 評議員 日本アレルギー学会 代議員ならびに専門医制度委員 日本喘息学会 代議員ならびに専門医制度委員
<ガイドライン作成> ・難治性血管炎調査研究班「抗リン脂質抗体症候群・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症・結節性多発動脈炎・リウマトイド血管炎の治療の手引き 2020」作成メンバー ・日本喘息学会「喘息診療実践ガイドライン2021」作成メンバー
| |
|
| |
|
|
|